アメリカMANGA事情6(フィリピン人作家)
どうもです。
前にフィリピンの漫画事情についてのコメントをいただいたんで、ちょっと気になって自分でも調べてみました。 ところが、フィリピンでのマンガのアシスタントに関するニュースソースが見つからない。 なので、多分アニメーションの現場でのことなのかと思いながら検索してみたら、いくつか記事が見つかりました。 記事の引用ができるかわからないので興味のある方はこちらのサイトを覗いてみてください。 フィリピンへのビジネス・アウトソーシング 東映アニメ フィリピンでの制作強化へ 実はお恥ずかしながら、最近のアニメにはあまり詳しくありません。 なので、間違った情報もあるかも知れませんので、その辺ご容赦ください。あまりにひどいようであれば、ご指南等いただければありがたいです。とにかく聞きかじりの知識とともに、上の記事の内容を自分なりにまとめてみます。 東映は比較的昔から韓国等の外国に制作拠点を持っていたと、ある雑誌で読んだ記憶があります。恐らく70年代終わり頃からじゃなかったでしょうか。質はとにかくひどいものだったらしいですが。 あと、日本はマンガ天国にも関わらず、アニメーターの待遇は最悪で、金にならないというのはよく聞く話です。 元々、御大手塚治虫先生が初めて日本でアニメを作る際、スポンサーと契約するときに破格の安値で引き受けてしまった弊害がずーっと続いてそういう結果になったんだそうですが。 なので、比較的早いうちから安い海外に生産拠点を移しても不思議じゃないですね。 で、話題になったフィリピンですが、賃金が安いことは言うまでもなく、比較的ちゃんとした学歴のある人も多い、そしてコンピューターも使える人が多いということで、わりかし重宝らしいです。 * おおざっぱですが、記事によると東映は今まではアニメの背景や動画を任せていたらしいですが、今度からは原画も任せると。原画って要するに元ですからね、動画よりもクオリティーの高さが要求されるわけです。
・・・これってどうなんでしょうね。 要するにアニメの世界においても技術流出による空洞化現象が起きてるということですか。で、ここからは私の見解なんですが、おそらくアニメに携わってる人がマンガの業界にも進出してる、で、そこにアメリカ人が目を付けた・・・と。 前のブログでコミックコンベンションのことに触れて、まるで日本のマンガのようだ、と言いましたが、そのフィリピン人漫画家さんのプロフィールを覗いてみました。過去のキャリアや学歴に関しては何も書いてなかったですので何とも言えませんが、ちらっと検索してみたら、アメリカでも結構人気が出てきてるみたいです。 フィリピン人アーティストが重宝がられる理由の一つはまず英語ができるからという背景もあると思います。 ですので、すでにアメコミの世界ではフィリピン人アーティストが何人か活躍しています。 日本人でも実はアメコミ作家は何人かいますが、代表的な人だと麻宮騎亜さんとかですか。すでにBATMANとかStar Wars Tails等を手がけておられますね。 さて、フィリピン人作家の方の話ですが、前にちょうどDCコミックの編集部にお邪魔する機会がありまして、そのときにいくつか作品を見せてもらいましたが、なかなか上手かったです。 フィリピン、タイ、韓国等の外国の漫画家さん、結構絵のうまい人います。下手すると日本人よりもうまい人もいます。ですが、そのほとんどが実はストーリー作りがへたと言われています。前に、外国のマンガのストーリー等ぼろくそにたたいている記事を読んだことがあります。 実はこれ、アメリカの出版社にとってはとっても都合がいい話です。 アメリカにはライターはいっぱいいますが絵を描ける人材が実は不足しているらしいのです。しかも、アメコミには前にも触れたように、基本原稿料しか出ませんので、フィリピン人アーティストを使うことは、出版社にとって一石二鳥と言えるかも知れません。 マンガの需要が確かにアメリカでは増えてますが、こういう背景からこの先恐らく日本よりも、日本の技術を覚えたアジア諸国に出版社の需要が伸びそうな気がします。 またまた日本、おいしいところだけ持ってかれてますね(苦笑)。 このままでは他の産業と同じく、技術が一方的に垂れ流される恐れがありますので、日本人はもっと危機感を持った方がいいと思いました。 ジブリの人気映画「千と千尋の神隠し」も、企画は日本ですが、制作は韓国だそうですね。 今回の記事はアニメに関してですが、漫画の世界にもこの波が押し寄せてくるのは時間の問題ではないでしょうか。 インターネットのおかげで世界は狭くなりましたからね。 前に知り合いから聞いたのですが、編集部からそれまで出ていたアシスタントへの補助金が打ち切られたとかなんとか・・・違ってたらすみません。 もちろん赤字を出すことは望ましくないですが、例え金がかかっても新人育成のために出版社と漫画家がちゃんとタッグを組んでテコ入れし直すべき時期じゃないでしょうか。 じゃないと、アニメ業界や他の海外進出企業と同じ轍を踏むことになりかねません。 なので、アメリカに現在居住してる私が言うのも変な話かも知れませんが、本丸である日本の作家さんたち、そして編集の方にはがんばってもらいたいところです。 誤解しないでいただきたいのですが、私は外国のマンガ産業が活気づいてくるのは悪いことじゃないと思っています。 それが日本の出版界を刺激することにつながるのだったらいいですが、今はどうも逆の方向に行きつつあるようです。 外国への技術流出に伴い、日本のマンガ文化が衰退することだけは避けるべきだと言うのが私の意見です。 ・・・・ちなみにゴキの件ですが、なんか言い出せずにあのままです・・・そのうち干涸びたのが出てきそうで怖いです・・・ |
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