アメリカMANGA事情7 (ペーパーバックと単行本)
お早うございます。
久しぶりの早起きです。一応ここでは学生なんですが、バケーション中なので、ダレ気味です。 さて、今回はちょっと別の視点からアメリカのマンガ事情を、前回の話に絡めてしてみたいと思います。 英語版「BUDDHA」の話のなかで、結構評判高いと言いましたが、その理由の一つとして、本の質が取り上げられてます。 こっちの本って、まあ代表的なのがペーパーバックですけど、今まではそれが、分厚い300ページもある小説が5ドルから6ドルと、安さの代表だと思ってました。 そしてこっちのマンガもいわゆるペーパーバックが主流ですが、その質は決して良いとは言えません。 薄っぺらな表紙は一応カラーだけど、色の乗りが日本のより薄かったり、違う色になってたり、なんての結構あります。で、ペーパーバックなんでもちろんジャケットはなし、紙の質と印刷は、週刊マンガ誌とまでは言いませんが、まさに月刊の漫画誌にちょっと毛が生えたくらい。 ジャケットも付いていない漫画本なんて、日本だったら古本屋においてあるか無いかってくらいじゃないでしょうか。 せいぜい同人誌か、いや、今の同人誌は多分もっとレベルアップしていると思いますけど、ちょっとその辺は詳しくないので何とも言えませんが。 ところが、これだけ質が悪いにも関わらずこれが結構するんです。いくらすると思います?約十ドル前後、つまり千円超えます。 * 日本だったら例えば青年誌系のマンガの単行本でもせいぜい500円ちょいくらいなもんだと思いますが。
「日本のマンガ翻訳して出してるんだから高くなってもしょうがない」、って思う人いるかも知れませんが、実はこれが日本のマンガの英訳本だけじゃなくて、アメリカで作られたコミック、マンガも概ね同じ値段です。便乗値上げじゃなかろうか、思いますけどね。 ちなみにこっちの紀伊国屋で日本のマンガを買った時でも10ドルしなかったです。 こう考えると、前に日本の版権が高い云々書きましたけど、それ以前の問題のような気がしますが、まあそれはここではおいておいて。 で、話を戻すと、知り合いがこっちのアマゾンのBUDDHAのレビューで面白いコメントが載っていると教えてくれました。以下はその内容の一部なんですが・・・ 「VIZという会社の出している『火の鳥』を前に買ったが、同じ値段でもこちら(BUDDHA)の方が質は遥かに良い、カバーもかわいいし、紙質も良いし、印刷もアメリカのコミックやマンガでは、今まで見たことがないくらいに濃くて、まるで日本のマンガのようだ」とまあ、結構べた褒めな訳です。 で、その後に続く文章が、 The only thing that I'm less than thrilled with is the 1/4-sized dust-jacket. I mean, what the heck is that for? A way to make it look colorful on the store shelves? これ見て思わずお茶吹いてしまいました。 つまり、ジャケットが4分の1しかないのはどういうことだ、意味がない、それとも(表紙がモノクロじゃ寂しいから)本屋の棚で(目立つように)色を付けたかったのか?みたいな意味になるんでしょうかね。 ![]() まー、帯って言うのは日本独特なんでしょうがないかも知れませんけど。 こっちのCDにも帯なんて付いてませんもんね。 扱いの荒いアメリカ人には帯なんて一発でどっかなくしそうです。 CDでもそうですが、ちゃんと帯取っておいてあるのって日本人くらいですね。 ただ、上の文章から、アメリカ人もそろそろ質の悪い本は読み飽きてきたんじゃないかと思うようになりました。 最近はマンガの脱ペーパーバック化が進みつつあるように見受けられます。 あくまで私見ですが。 この前 Banes & Noble という全米一のチェーン店の本屋に行ってきたんですが、まだ規模は大きくはないのですが、そこにもマンガコーナがありました。そして、そこに並べられてるペーパーバックの上の棚に、「トライガン」のハードカバーバージョンがフィーチャーされてました。もちろん美麗ジャケット付き。アメリカ人の間でも「多少高くても、良いものが欲しい」と、意識がシフトしてきたんでしょうか? 確かに、質も悪くて倍以上の値段って、はっきり言って萎えます。 出版社に言わせれば、日本ほどマンガがポピュラーじゃないからこれくらいの値段にしないと元がとれないって言いたいのかも知れませんけど、「高すぎる、もう少し良心的な値段にならないものか」、とマンガ好きの友達が嘆いてました。 このままじゃアメリカのマンガやコミックはマニアの領域をいつまでたってもうろうろするばかりのような気がしますが。 それともマニアだけで採算が取れてるのか。 日本のように一般に浸透するまでは、まだ時間が必要みたいですね。 |
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