The Battle, Round 1
ようやくというかなんと言うか・・・久しぶりの更新です。
知り合いからも「全然更新してないから心配した」等とおしかりの言葉も受けまして・・・まあだからというわけじゃないんですが、ようやっと再開です。 言い訳というかなんというか、実はここ一ヶ月くらいてんてこ舞いだったんですよ。 とある会社と契約交渉してたんですが、契約内容がねえ・・・金銭問題云々も含め、ステイタスとかね。 ちなみに一応私、今こちらに学生ビザで滞在しております。 学生は合法的に働けません。まー違法で働いてる人は日本人でも多いんですけどね。 違法労働者で成り立っていると言っても過言でない国、それがアメリカ。 なんで、どうしてもビザの書き換えが必要になってくるわけなんです。 しかも出版物ですからね。違法でやったら証拠がばっちり残っちゃうし。 とーこーろーがー、 「サポートはしません」 と、こうきやがった・・・ * 「前例はないんで」
まあさ、でっかい会社が融通聞かないってのは日本でもよくある話だからわからんでも無いよ、でもね・・・・ 契約書の内容の最後にあった文章・・・ Regardless of the place of its actual execution and performance, this Agreement will be treated as though executed by both parties within the State of California and will be interpreted and governed by the laws of the State of California without giving effect to the principles of conflict of laws. Any dispute arising in connection with this Agreement will be settled by arbitration before a single arbitrator in Los Angeles, California, in accordance with the rules of the American Arbitration Association. ふむふむ・・・つまり契約違反等がなされた場合、本社のあるカリフォルニアの法律に則って裁判がなされる、と。 ・・・・・・・・んが、ちっとまて・・・ 裁判以前に、ビザのスポンサーもきちんとされてないあたしにこの法律が適用されるのか? 雇う方も違反にはならんのか? 弁護士に聞いたところやっぱりアカンと。 んが、出版社の弁護士らしきひと曰く・・・ 「大丈夫、問題ないよ。君が日本人で、NYに住んでいようが、この契約書で今まで大丈夫だったから」 ほ〜〜〜 「それに(違法だとしても)僕たちはあなたと裁判になることは無いと思っているし、そうなることも望まない」 ・・・・ うぉい!!! 裁判したくてするヤツがどこの世界におるんじゃい!! そりゃーさ、日本に住んでる漫画家相手だったら問題ないぞ。 つまり、あたしがこっちにいようと、送金は日本の口座にってことにしたかったんだろうが、あたしが今NYにいて、しかもこっちで働かせるということ自体が違法になるって事くらい気が付け。 しかもばれたら最長10年アメリカに入国できなくなるんだよ。 出版物だからばっちり証拠が残るし、その分リスクも他の労働者に比べると高くなるのわかってるのか? 特に今移民局厳しくなってるんだから。そうなった場合責任とれるのかよ!ボケ! ・・・とは言いませんでしたが、そんなような内容をもっとソフトにいってみた。 したら、 「いや、別に君を無理矢理、違法の状態で働かせたいわけじゃない」 とのお返事。 「大丈夫!」と胸を張っていってたのはどこのどいつだ? それに加え、契約書の内容でどうにも腑に落ちなかったところ・・・ Subject to our and $#@’s approval of form, position, placement, and other elements, and if you are not in default under this Agreement, you will receive credit in the name “*rian Y@ng” as illustrator of the Artwork and as a contributor to any published work including the Artwork (the exact credit to be determined by us and $#@). We and $#@ may use and authorize others to use your name, photo, and biography in advertising, promotion, and publicity related to any of the Artwork or other media including or based on any Artwork or portion thereof. 作品のアートワークはイラストレーター、*rian Y@ngの作品として見なされる・・・・・・・ つか、*rian Y@ngって誰・・・・? んで、問い合わせたところ、 「ごめんごめん、間違った人の名前だった」 ・・・って、ヲイ・・・・(脱力) 契約書っていっちゃん大切なもんでしょうが・・・ まあ使い回した契約書直すの忘れたんだろうということは容易に想像できますけど。 訴訟大国なはずなのに、こういうところに一貫性ないよな、この国。 他人の名前間違って(ワザとかもしらんけど・笑)使うなよ。 つか、ひょっとして向こう、あたしが契約書の内容読まない(or 読めない)と思われたか?(苦笑) ちなみにそこの会社、既に日本にいる漫画家さん達何人かと仕事してるみたいでしたが。 でも、ちゃんと契約書の内容説明してるのかどうか気になりますね。 日本で(特にこの業界で)仕事の契約で弁護士使うって習慣無いからね。 あたしが友達にそう話したところ、 「ええ?それでよく問題起きないねえ!」 と、素で驚かれましたわ。 その友達から、そこの会社、以前に韓国人の漫画家と契約違反がどうとかで裁判になったという話を聞きました。 まあ、さもあらん。 そんなこんなで、契約書の不備を指摘して、 「これじゃあ契約できない、降ろさせてもらうかもしれない」 と、言った時の事、メールが来まして・・・ 「君と電話で直接話したい、いつが都合いい?」 おまい、あたしの英語力が交渉にはまだ十分じゃないってわかっててそれ聞いてるだろ(苦笑) んであたし、 「契約内容には、法律の専門用語が多いし、アメリカの法律は私にはわからないので、私の弁護士と直接話して頂ければありがたいのですが。 それとも、私は明日弁護士に会いますが、その打ち合わせの時間内に電話をかけてきて頂ければ、そばに弁護士もいるし、私としてはとても助かります」 とレスしたら・・・ 「その時間は丁度都合が付かない、申し訳ない」 ダソウデス・・・ ・・・・丸め込む気満々だったらしい。 わかりやすい(苦笑) で、結局お断りさせて頂きました。 まあでかい会社で信用できる会社の方が少ないんだろうけどね。 ミスはまあ誰にでもあるから良いんですが、問題はそのあとの対応になってくると思うんですよ。 それがちゃんとしていない会社とはやっぱり契約しない方が無難だろうと思います。 あとで割食うの絶対にこっちですから。 ここで一言。 アメリカ人と仕事の交渉する時は、電話で話す場合は必ず弁護士をそばに控えさせるとかそれなりの対策が必要になってきます。 証拠はきちんと残さないとあとで面倒な事になるみたいですから。 こちらで働いてる人で、アメリカ企業と取引がある人からも聞いたことありますが、とにかく日本とは違うので、その手のトラブル多いらしいです。 もしもこれを読んで頂いた方で、こっちで仕事する事を考えてらっしゃる方は、日本以上に契約書はきっちり読む、弁護士を雇う、ことは必須だということを頭の片隅に入れておいてください。 もしも向こうが「電話で話したい」と言ってきても、「絶対にメールでのやり取りが良い」と突っぱねてください。 前にそういえばお会いした、出版社の国際ライツ室の人が 「アメリカの会社と仕事をする時は気をつけてください、海千山千ですから」 と言っていたのを思い出しました。 性悪説の国、それがアメリカ・・・・ いや、性善説が未だに信じられてるのは日本くらいなものかもしれん・・・それはおいといて・・・ まあ、大雑把に言ってこんな感じです。 こんなようなやり取りを、しばらくやってまして、ほとんど毎日コンピューター漬けの日々。 まず、英語で自分なりに言いたい事を書いて、友達に直してもらって出版社にメール、みたいな事繰り返してましたから。 ここ一ヶ月でなんか視力が落ちたような気がする・・・ それのあとにも別の会社とも契約交渉とか、作品のプロポーザルとか書いてましたし(もちろん英語・・・)。 ブログのためにワードに向かう余力もはっきり言ってなかったです。 ちなみに今も別口でコンピューターに向かう日々です・・・ 嗚呼・・・ しかし、負けてなるものか。 大和魂が炸裂の私めであります。 頼まれて描いたサンプル絵があるので、近々アップします。 #25#26早速のコメントありがとうございます。
いやー、ほんとにつかれましたよ。 日本人でこっちに長くいる人はどうしても強くなるのがわかります。 ナイーブなままじゃ相手に食われちゃいますからね。 それでも、性善説って、日本人の美意識のようなものだと思ってますし、あたしはそういう日本人が大好きですけどね(笑) 信用出来る民族ってのは、すばらしいですね。 #27なんだか大変だったようですね!!
働くのに弁護士雇わなきゃならないなんて、働く前からお金かかるんですかね・・・それってどうなんだろ。イヤでも猜疑心あふれる人になりそうで・・・ ただ、今や日本だって大して変わんないですよ。 性善説はとっくの昔に滅びました(−−;) 自分の前勤めてたクソ会社なんか契約書すらなかったですし、まあ全ては自分の不徳の致すところではあるんですが、そこともめたとき間に入った労働局のおじさんに・・・ 「今は全て自己防衛の時代。世の中いろんな職業に試験があるけど社長になることだけは試験はいらない。だから会社を選ぶときは社長をよく見ること。」 といったことを言われたときは目からウロコでした(苦笑)。 #28お、おひさしぶり〜〜
つか、日本も自己防衛が必要な国になりましたね。まあこれも時代の流れかな。 社長を見ろってのは、言えてると思います。 ただ、でっかい会社になるとそうも行かなくなってきますよね。 こっちはでかい会社ほどあこぎな気がしますね。 とりあえずお元気そうで何よりです。 |
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更新もないし、ボクもどうされたのかと思っておりました。
ボクはザ・プラクティスという弁護士事務所のドラマが
好きなのですが...
ディベートの能力のある弁護士ですら、四苦八苦するのですよね、アメリカでは。
実態をどれだけ反映しているドラマなのか、
ボクには分かりませんが、いずれにしても、
日本にいるより相当大変なことはまちがいないでしょう。
本当におつかれさまです。