Manga Workshop @ Bronx 2![]() 最近NY市立図書館のティーンズ向けのワークショップで、子供達に絵の描き方なんかを教えてる。 で、ここのブロンクスの分室は今回で最後。 初日とほぼ同じメンバーの生徒が集まってくれた。 なんか嬉しい(笑) でも、ボランティアにしちゃ結構大変だったかもしれない。 ここは片道2時間近くかかったし。 ほかにも、NYCのあっちこっち、普段行かないところ、日本人のいないところなんかに飛ばされちゃったりするしね。 それでも、結構楽しいのでやめられないところがある。 こっちも色々勉強させてもらってるし。 教えてる子供達のほとんどは黒人とヒスパニック。 はじめは、映画の「デンジャラスマインド」なる世界を想像して「やべー、こえー」とか思ってたんだけど、実際ふれあってみるとめっさフレンドリーだったりする。 実際に日本の子供達よりはそういう意味では扱いやすいかもしれない。 こっちの市立の図書館は託児所の役割等も果たしている。 両親が共働きの子供達の場合、学校が終わったあとこういったところで過ごす。要するにアフタースクールクラスというヤツだ。 特に低所得者層の移民やマイノリティーの子供達が多い。 こっちは12歳以下の子供を保護者無しで家においておくのは法律で禁止されている。 だから、お金のある人はベビーシッターを雇う。 で、本題。* ワークショップ一クラスにつき上は17歳から下は7歳まで、たまに5歳とか、10人から20人程度の子供達が集まる。
あたしの英語はまだまだプアーなんだけど、皆ちゃんと耳を貸してくれて、こっちが言いたい単語とか忘れちゃうと、助けてくれたり、年少の子供達がうるさいと、年長の子達が 「静かにして、ちゃんと話きこう!」 とフォローしてくれるのでこっちもやりやすい。 日本のように年齢とかの隔たりが無いところは、すごくほのぼのしてていいと思う。 こっちが絵の描き方とか、定規の使い方とか教えると、まるで目から鱗が落ちたように感動する。 その反応見るのがまた楽しw 「おお、東洋マジック!」見たいな感じw 多分皆、物を表現する事が好きなので、受け身よりの日本人よりもアート全般に関する関心がすごく高いんだろうね。 それと、みんなもともと漫画、ひいては漫画を通しての日本文化に興味があるからそういったアドバンテージもあるけど。 女の子の一人が、本棚に置いてある、日本特集を組んでいる雑誌を持ってきて、色々質問してきた。 浦島太郎の話なんかも載ってたので、これこれこういうことで、玉手箱を開けた浦島太郎は一気に年をとっちゃったんだよ、と説明したら、年長の女の子が 「アダムとイブの、リンゴを食べちゃいけないってタブーを犯したのと同じだね、パンドラの箱なんだよ」と、子供達に話してあげてた。 しかしなあ、今回の一連のボランティアを経験してみて思うんだけど、こっちの子供って教育に飢えてるんかなと。 みんな、何かを「表現する」という事に対して、なかなか結構貪欲なんである。 だけど、その方法を学校では教えてくれない。 確か、アートクラスが今のNYの公立の学校にはなかったんだっけ?。 違ってたら済みません。 註:後日確認してみたら、一応ある事はあるみたいです。 なので、これでもかってくらい描き方を聞きにくる子供もいるし、「ボクは描けない」といいつつも、こっちが指示すればなるべくそれに沿うようにちゃんとやってくれる。 「描けないの」っていう子を放っておくのが一番良くない。 だって、その子「描きたい」んだと思うから。 だからクラスにもちゃんときてくれる。 自由参加のクラスだからね。 基本はみんな絵を描く事に興味がある。 あたしはそれを助けるのが仕事。 なので、たとえ人数が多かろうと様子を見ながら一人一人について目の前で絵を描いてやったりして教えてる。 英語がまだ完璧じゃないから実際にやってみせるほうが早いだろという事もあるんですけどね(苦笑) 図書館員の人が曰く、今までそういう教え方してる人ってあまりいないそうで。 取り合えす、そのブランチでのボランティアが終わって、さて帰ろうかと思ってたとき、女の子が二人部屋に入ってきた。 まだ両親が迎えにこないから帰れないんだそうな。 こっちも急いでた訳でもないから、じゃあちょっと話でもするか?と居直る。 女の子の一人はまだ12歳にならないので、いつもキッズセクションで学校が終わったあとにな宿題をやってるんだとか。 何か描いてくれ、とせがまれたので、彼女をモデルにした漫画風のキャラクターを描いてやったら、なんかすごく喜んでくれた。 周りの子供達や職員のオッサンにまで見せにいってたし。 ちょっと照れくさい(笑) 最後に、「ありがとう」とハグしてくれました(照) もう一人の女の子16歳くらいで、カソリック系の学校の制服を着てる。 公立学校と比べたら授業料も高いし、そこそこのレベルの教育を受けれるらしい。 それでも、そこのスクールランチがひどい代物らしい。 「ブロッコリーの色が緑じゃなくて黄色なの。先生達は私たちと同じ食事を食べようともしないで、近所のマクドナルドやチャイニーズのデリバリーを頼んでる」 「・・・・・・」 黄色いブロッコリーでしばし唖然。 少なくとも日本じゃ見た事無い・・・ お母さんも忙しくて、ランチを作る暇も無いんだとか。 なんかね、一抹の寂しさを覚えたよ。 実はその子のお母さんにも、帰りにお会いしたけど、気さくでいいお母さんだと思った。 でも、生活の為にお金を稼がなくちゃいけないだろうし。 これに比べると、日本て遥かに恵まれてる。 むしろ、お弁当を母親に作ってもらえる国って日本くらいなんじゃないだろうか。 問題は多々あるけどさ。 こっちに来てから色々ビッチな奴らにも会ったけど、成長過程にこういう背景があった事を知ると一概に彼らを責める気も失せるわ。(もちろん社会に出たあとはそんな事通用しないが) 前のブログでも、ワークショップに来てくれた男の子の家庭が複雑で、両親が離婚したあとその子は学校で本すら開かなくなったと言う事は触れたと思うけど。 こっちの初等教育が問題ありという話はよく聞いてた事だけど・・・・ 子供は何も悪くない。 素直で本当にいい子達なんだよ。 本当はこのまま大きくなっていってほしいけど、社会がそうさせないところがあるんだろう。 だから子供達は早くに親元から自立せざるを得ないのか・・・ よく日本で話題になってるニートとか言われてる人たち、あれも問題なんだと思うけど、天秤にかけてみた場合どっちの方がましなのだろう? アメリカは子供の文化が無い社会だとよく言われるけど、なんだかわかる気がした今日この頃・・・・ だからこんなにも、日本の漫画が人気出たのかもしれないな。 #51#52お、お久しぶりです、コーイチローさん、コメントありがとうございます。
同感です。 「子供の人権」という人もいますが、子供は大人になりかけであって決して一人前の大人ではないという事を認識するべきなんじゃないかと思います。 子供には教育を受ける権利、むしろ「子供権」が必要なのかなあと。 ちなみに、彼女のお母さんが仕事帰りに図書館に立ち寄ったおり、お会いしました。 「娘からあなたの事はよく聞いてたわ」といわれましたので、コミュニケーションはとってるんだと思います。 ただ、NYは本当に低所得者層には住むには厳しいので、どうしても仕事に追われてします。親の立場もわかるんですが・・・ こっちの子供はリアリティーに直面する年が日本よりも早いから、早熟にならざるを得ないんでしょう。 でも、一概にどちらがいいともいえません。 こういう図書館のような場があるからこそ、コミュニケーションの手段を学べる訳ですしね。 一長一短というところですかねー。 |
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どこの国でもそうだと思うのですが、
もともとの子供達は絶対に悪くない、と思うのです。
ただ、環境や教育だけが問題なのだと....
ボクの尊敬する心理学者の方が言っていました。
「子どもはたっぷり可愛がってあげる必要があるのです」と。
いずれ、巣立ちをしなければいけないとしても、
それには適切なタイミングがあり、
「自由」という名のほったらかしは良くないのだと思います。