検証:アメリカの道具でマンガ(というかイラスト)を描いてみる?
ご無沙汰してしまいました。
前回のエントリーの反響が思ったよりも大きくて、ちょっとびっくりすると同時に、この手の問題の関心の高さを改めて認識した次第です。 長いエントリーにも関わらず、最後まで読んで頂いた方、コメントをくださった方々、どうもありがとうございました。 って、今回も長いんですけどね(笑) 私もまだまだ未熟者ですので、青臭い意見も多々ありますが、出来る範囲でこちらの状況、体験談等を綴っていきたいと思いますので、これからも拙ブログをよろしくお願い致します。 ちょっと先週から今週にかけて、ミーティングだのワークショップだの、あと友達のライブに誘われたりとかで全般的にばたばたしてしまい、更新が遅れてしまいました。 さて、今回は何からいこうか・・・・ えー、取りあえずですね、前から目論んでいたアメリカにある道具でマンガ風の絵を描いてみる検証から行ってみますね。 * 最近こっちの図書館の主催するマンガ・ワークショップで子供達に絵を教えているというのはこのブログを読んで頂いてる方だったらすでに知ってると思うんですが、ひとつの図書館につき4、5回程度、一回一時間そこらのワークショップじゃ出来る事も高々知れてるわけなんですよ。
それに、学校の授業と違って拘束力無いですから、一回二回休む生徒や、3回目からくる生徒もいて、計画的に教えるという事がほぼ不可能。 個人的に、一人一人にあわせて、絵を描かせたり、デッサンの基礎を教えたり、あと定規の使い方、鉛筆の持ち方(特に低学年の子供達ね)・・・・etc・・・なんかを教えたりしてるので、正直体がもうひとつ欲しいところですわ。 実質マンガ教室って言ったって、ほとんどお絵描き教室のノリになってます、はい。 中にはちゃんと習いたい、道具の使い方をマスターしたいって言う子供達もいるんですよね。 彼らのために自分の使ってた古いペンとかインクを持って行っては使わせてるんですが。 ペンの扱いに慣れてないのはまあしょうがないとして、相当苦戦してるんですよね。それにもめげずにチャレンジする生徒もいるわけで。 で、何人かの絵のうまい生徒が「この道具はどこに行けば買える?」と質問してくるわけです。 あたしが持っていったのは古いパイロットの製図用インクとG-ペンのペン先、丸ペンのペン先、古いペン軸。修正用ホワイト、面相筆。 修正用ホワイト以外は全部日本から持ってきたもの。 こっちでも色々探しましたが、一応つけペンはあるんですよ。インクもね。 まあ、こっちだってアメコミがあるわけですから、当然ペンだってあるんですけどね。 一応、マンガ制作キット等も通販で30ドルくらいで出回っているみたいですが。 でもそこまでする子供ははっきり言って、あたしが知ってる子供達の中にはいないな。 しょうがない、一肌脱いだろかというわけで。 ちょい道具を検証してみるかと。 ちなみに今、新しく準備中のHPにもアメリカの子供達用にHow to Drawの セクションを儲けてるので、その取材にもなるしね。 前置きが長くなったけど、ようやく本題。 それで向かった先はチャイナタウン。 しかもよりによって、大雪のふった次の週の月曜日。 道路は雪がまだ残ってたんで、歩行が大変だった。おかげで空いてたけどさ(笑)。 まあとにかくそこに、アメリカを代表する画材屋の老舗、Pearl Paintがあるので。 ピグマとかは最上階のフロアにあるのに、なぜかペンは一階にある・・・ここら辺の分け方の根拠がイマイチ意味不明。 取りあえずカウンターで仕事中にも関わらず堂々と絵を描いて遊んでた(笑)おっちゃん店員に、コミック用のペンとインクはあるかと聞いてみる。 インクはウォータープルールでいいのが無いか。 おっちゃん「なるほど、だったらこのペンとインクがいいよ」 と見せてくれたのが以下の写真。 ![]() Speedballとかいう会社のペン軸とペン先のキット。 太いペン軸、細いペン軸一本づつにつき、三つのペン先、合計6つのペン先がついて8ドル弱、まあお買い得。 他にも色々ペン先の種類が選べるが、みた感じこれが一番妥当そうかも。 カブラペン?も入ってるし。 他にも色んな組み合わせがあるらしい。 カブラペン?も入ってるし。 ![]() インクの方はHigginsってメーカーの。 ・・・・ん?ちょっと待った。 あの、これ・・・スポイトついてるけど大丈夫なん? ペン突っ込めないでしょ? おっちゃん「大丈夫大丈夫!スポイトは気にしないでこのままペンを突っ込めばいいから!」 いやでも、口が狭いでしょ、ペン入らないんじゃないの? おっちゃん「ほとんどのアートスチューデントはこのインクを買っていくから大丈夫だよ」 ホンマかいな思ったけど、取りあえず勧められるがままに買う事にした。そんな高いもんでもなかったし。 それとちょっと気になって購入したペン先がこれ。 ![]() 全般的にカブラペンのような形なんだけど、Gペンのようなさきっちょ。 まあカブラGとでもしときましょか。 ペン、ペン先、インク。 しめて13ドルちょい。まあこんなもんか。 ![]() 今回の戦利品・・・? 家に帰って早速試し描き。 簡単な試し書き用の下書き描いて、早速ペン入れ・・・・ と、思ったらやな予感が当たったよ・・・・ しまった、ちゃんと箱から出して自分で確認するべきだった・・・・・ ![]() インク、首が長すぎで、これじゃアータ、ペン先突っ込んだ日にゃ原稿大惨事な日々になりますぜ・・・・ つか、改めて店員当てにしちゃいかんと思った。 次から気をつけよ。 気を取り直して、まずはカブラペン。 まあ、なんとかかんとか。しかし、なんか線が重いな・・・キレがない・・・ 大体インクからしてめんどくさい。いちいちスポイトでペン先に注入ってのストレスたまるわ。嗚呼。 で、おつぎ、カブラペンもどき。ちょっと小さいカブラペン? ま、同じような感じ。 で、一番気になってたカブラG。 こいつがイマイチ・・・・ なんだかな、Gペンのようなシャープな線が引けん。期待してただけにちょっとがっかり。 あ、しまった。今思い出した。 そういや線を細かく写真に撮っとくの忘れてた・・・ ま、いいかw しかし、どいつもこいつも思ったより使い物にならん・・・・ 多分原因はインク。 このインク、結構重い。ボタ落ちもしたし。 墨汁使い慣れてる人なら大丈夫なのかもしれないけど、インク自体の伸びが無いから相当水で薄めないとあたしには使えない。 こりゃ子供達にも扱いは難しそうだぞっと・・・・ やっぱりピグマがいいのかしら・・・・ 一応三種類のペンで描いたイラスト載せときます・・・ いやー、肩こったわ。 ![]() これがペン入れ終わったヤツで・・・ ![]() 一応出来たヤツをスキャンした、しかしなんかな・・・・ やっぱ日本のがいいねえ。使い慣れてるのもあるし。 そんな感じです、はい。 #73 検証:アメリカの道具でマンガ(というかイラスト)を描いてみる?スクリーントーンという裏アイテムはアメリカにもあるのでしょうか?
#74 検証:アメリカの道具でマンガ(というかイラスト)を描いてみる?どうも、お茶妖精さん。
それがですね、みた事ありませんねw たしか通販でしか扱ってませんよ。 こっちの業者がたしかICトーンを日本から輸入して結構な額で売ってたと記憶してますが・・・ 個人的には・・・・・ICは一番お勧めできないトーンですけどね・・・・ 今は多少は改良されてるのかもしれませんが。 あたしはレトラセットのファンなので^^; #75 検証:アメリカの道具でマンガ(というかイラスト)を描いてみる?そーいえば
日本ではレトラは会社ごと消滅していますね(もう結構時間が経ってしまいましたが) ICは一時期よりマシになっているのではないかなあ。 「グラデが極端でイヤ」とかは無くなったし #76 検証:アメリカの道具でマンガ(というかイラスト)を描いてみる?ゆうすけさん>
あれれ、そんな事になってたんですか、レトラセット・・ という事はレトラの商品はもう手に入らない??? ICは糊が強すぎるってのもありましたしね・・。 #77 検証:アメリカの道具でマンガ(というかイラスト)を描いてみる?>手に入らない???
まあ国内代理店は撤退ということなので昔より流通に支障があるのではないでしょうか。レトラの網パターン等の基礎的な文様は番号を大抵他社が互換してしているので、指定の際には困らないものではありますが トーンを扱うメーカー自体はここ何年かで細細と増えていたりします。 (減っているのも在りそうなので代謝があるというのが適当なのかなあ) #78 検証:アメリカの道具でマンガ(というかイラスト)を描いてみる?まあそうですねえ、大体レトラの値段自体高かったですもんね。
マンガ家業にとってはいい事なのかもしれませんが。 最近コンピューターでトーン張りなんかもやってる人いますけど、あたしは実際にはるのが好きなので、というかほとんどの漫画家さん未だにそうかもですね。 近いうち、取って代わられる事になるでしょうけど・・・ 細かい扱いとか出来るのはやっぱり手作業ですからね。 |
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