一大決心 その1
何から書くべきかとは思ったけど、とりあえずここから始めないと何も書けないかな。
今回はかなり長いです。・・・て、いつもかw 結論から言うと、今年中に、帰国する事にしました。 正確に言うと、夏頃ですね。 その頃にI-20という学校の滞在許可が切れるので。 ちょうどキリがいいですしね。 その理由として、まず今のままのビザステイタスから仕事をえるのが難しいという事。 今まで3社ほどと契約交渉を行ってきたわけだが、結局ビザの問題があがってきたところでコケた。 つまりあたしは学生で滞在しているため、許可無しで労働が出来ない。 これで就労してお金を稼ぐとその時点で違法の扱いになってしまうので、合法的に働けるビザに切り替える必要が出てくる。 しかし、それにはアメリカの会社のスポンサーが必要になる。 だが、向こうからしたらビザをサポートするところのリスクを負いたくないというところか。 大体こっちのアーティストは基本的にフリーランス契約で、とっくにコミック作家なんかもそうだから、国内にいる外国人をサポートまでして雇う事はしない。 要するに、特に出版界ではアーティストとしての雇用、就職はほぼ不可能というわけだ。* 往々にして、アメリカの企業のほとんどはグリーンカード無しには外国人を雇うアイディアは無い。
だから、知る得る限りの日本人留学生はこっちの大学卒業後にOPTと言う、一年間だけお試し期間で働ける許可証をもらい、その後会社に就職、H−1という就労ビザをもらう。 これがいわゆる現地採用組だ。 現地採用組の給料はとにかく安い。なので、ビザの期間が切れる前にH−1からグリーンカードに切り替え、その後アメリカ企業に就職する人も結構いる。 ここまで相当の年月を有する。 こっちに就職して、10年以上経ってようやくグリーンカードを取得できた人を個人的に知っている。 話は戻って、あたしの場合は別にこっちで大学を出ているわけでもないので、上記のケースには当てはまらない。 アーティストという扱いになるだろうから、俗にアーティストビザと言われてるO-1ビザというのが相当する。 これは海外からのスポーツ選手も該当する。ヤンキースの松井もこのO-1ビザで滞在している。 これの審査というのが結構厳しいみたいで、なかなか取得するのに難しいとのこと。特に、9/11の後、ビザの取得が困難になったとはよく聞く話だ。 今回、これをサポートする事を条件にしていたのだが、どこの会社も今までマンガ・アーティストを雇った事等なく、交渉した会社の弁護士でさえこの事はよく知らなかったらしい。 元々、移民弁護士はまた別の枠組みなので、たとえ刑法や民事に詳しい弁護士でも、移民法の事はわからない弁護士が多い。 前置きはこの辺にしとくとして・・・ とにかく、先月、頼みの綱でもあった会社との交渉がこけた時、この考えに至った。 交渉中、製作過程においての向こうの姿勢とか、やり方等も話したりはしたけど、とにかく金にならない、リスクが大きい。それに尽きると思った。 もちろん、ここは日本でない以上あたしもある程度のリスクを負う覚悟は出来ていたが。制作とかの話になると向こうも乗ってくるし、こちらも楽しかった。 だが、ビザの問題になると向こうは一向に腰を上げようとしない。 その会社は、海外のアーティスト達と仕事をしていて、なのでアメリカ国内に居る外国人アーティストをわざわざ雇う必要がないと言えばそうなのだが。 こっちに長い日本人の知り合いからのアドバイスでは、こっちの会社は、気があるそぶりを見せてだらだら先延ばしにして結局何もしないか、もしくは本気であればすぐ行動に移す。 ぐずぐずしている会社は結局何もしない可能性が高いので切った方が時間の無駄にはならないと。 なので、最後通牒を叩き付け、期間内に答えをもらえと。 確かに、こっちの会社は都合が悪い事になると、こちらが追求しない限り言わない、もしくはトンズラする。そう言う点では日本の会社の方がまだ潔くてわかりやすい。 アメリカ人ははっきりとモノを言うと思ってる人がいるが、とんでもない、実際はなかなか言いたいことを言わない。 そう言う意味では日本人以上の狸が多い。 あたしもこれ以上時間を無駄にはしたくなかったので、とりあえずそのアドバイスを受け入れ、相手の反応を待った。 結果、やっぱりビザをサポートする事は出来ないと。「ぼくの会社はあまりに小さすぎる」と。 だったら最初からそう言えやwおもったけどねw とにかく、それで何かが吹っ切れた。 その人とは、NYを舞台にしたマンガを一緒に作ろうと話をしていて、あたしの2年ほど温めたアイディアを見せたりもしたんだけど。 最終的に権利がどうとか、あと話の作り方、向こうのやり方、全てにおいてほころびが生じてきた。 もちろんこれはあたしの力の至らなさもあったと反省しているが。 とにかく、一旦日本に帰る。 だが、その前にこっちに居たと言う証として、一本自分でNYを舞台にしたマンガを英語で描いて、それをウェブに載せて配信する。 ここ2年近く温めてきたアイディアがある。それを形にしてみようと。 それで一旦、幕引き。 こっちに3年近く居たと言う経験を生かして何かは描けるはずだ。 友達や、知り合いの編集の協力もこぎ着けた。 こっちは自分で全部やってみせてなんぼなのだ。 アメリカの会社に頼ろうとした自分の考えが甘かった。 そう結論が出た。 しばらく大変になると思うけど、頑張ってみようと思う。 これで引っ込みがつかなくなった(笑) そんなわけで、長くなりそうなので、一旦ここで〆 続く・・・ #171 一大決心 その1#173 一大決心 その1なつかさん>
コメントありがとうございます。 カナダから日本ですか。 じゃあ私とは逆ってことになりますね。 専門学校ですか・・・あまり私はその辺詳しくないので何ともいえませんが・・・あくまでも私の一意見ですが、絵だけでなく、漫画の基礎をつけるのであれば、誰かのアシスタントにつくのが一番だと思います。 ただ、アシスタントでつくにしてもビザの問題等やはりネックになる可能性はあると思います。 確かにおっしゃる通り、日本では、たしかにあまり外国人の漫画家の需要がまだないかもしれませんね。 たまに、韓国の漫画の連載とか見ますが、それでも日本の漫画に比べればまだまだと言った所。 昔、ちらほらと青年誌とかでヨーロッパとかの漫画家の連載をたまにやってたのを見たことありますが、日本の漫画とは全く違いますから、漫画というよりはアートという感覚なのかも知れません。 私がこんなことを言うのはなんですが、ナツカさんは英語圏の方のようですから、むしろアメリカからのほうが可能性はあるかもしれませんね。 Tokyopopなども、最近英語オリジナル漫画にも力入れてますし。 北米の読者にウケにくいとありますが、その問題の一つは多分、日本独特の右から左への読み方なのかなと思ってます。 元々好きな人とかマニアならともかく、全く読んだことのない人には少々きついらしいですね。まあ慣れるもんらしいですが。 だから、こっちの漫画はアニメがまず売れてこその漫画という感じですね。 デスノートは別として、ナルトとか、犬夜叉、ほ脳の錬金術師とか。 アメリカで日本の漫画は今でも人気はあると思いますが、まだまだ一部だけなんでしょうかね・・・でも将来性はやはりあるように思います。 そりゃ、日本に比べりゃまだまだですけどね(笑) お互い頑張りましょう^^ |
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ちなみに、アメリカマンガのスタイルとかなり違って、日本のは北米の読者から見るとやっぱり受けにくい物だと思う。確かに、日本のアニメとマンガは広がっているけど、まだ周りの物だと思う(on the fringe)。だから、大きな出版社はあまり受けないのではないでしょうか。それでも、ビザのせいで拒絶されたのはとても残念だっだ。今日本に居る私もすごくがっかりした。