人種による違い

ご無沙汰してます。
もうちょい定期的に書かなくちゃなとは思ってるんですが、なにぶん色々ありまして。

さて、前回でも触れたと思うんですが、今はチャイナタウンでワークショップやってます。
これで今までワークショップで言ったのは、ブロンクス、ハーレム、ミッドタウン、チャイナタウン、スタテンアイランド。

クイーンズとブルックリン以外はほぼ制覇。
この二つのボローはNY市立図書館とはまた別に、クイーンズライブラリー、そしてブルックリンライブラリーと管轄が別れるんです。

で、まあ色んな子供達に会ってきたわけですが。
ブロンクスでは主にラティーノ、アフリカン等の移民が多く、他にもアイリッシュ等も多いのですが、あたしの生徒達の中には白人の子供達はあまりいませんでした。
スタテンアイランドは一回しか行った事ないのですが、雑多という印象でした。
ハーレムではもちろん黒人が多数。
チャイナタウンではチャイニーズ。

全て同じNYですが、人種によって、子供達の描く絵や姿勢なんかも違ってたりするわけです。
*
大雑把にですが、率直な感想をいうと、一番鉛筆の使い方や、基礎ができてるのはチャイニーズの子供達でした。
次にヒスパニック。
一番教えるのに苦労したのが黒人の子供達です。

まあ個人差はありますけど、やっぱり箸を使う文化の出身者はえてして器用ですわ。
チャイニーズの子供達の方が、一番キャラクターとか、忠実に再現しようとしてました。

次はヒスパニックの子供達ですが、彼らもそこそこ上手いのが多かったですね。
あたしが担当したヒスパニックの子供達は、年長者が多かったせいもあるかもしれませんが。
この両者に共通して言えるのは、基本的に「マンガをしっている子供が多い」という事ですか。
マンガは日本のものだ、という知識がある。

ヒスパニックの子供達の場合は「キャップテン翼」というサッカー漫画でしってるって言う子供達もいましたし。

引き換え、ハーレムの黒人の子供達はちょっと苦労しました。
なにせ、クラスの初めに「漫画をしってる人いる?」ときいて、「しらない」と答えた子供達が他に比べて多かったですし。

じゃあポケモンはしってる?
と、聞くと、ほとんどみんな知ってるんですけどね(笑)

で話を戻すと。
彼らに絵を描かせると、漫画とは全く違う別物になってしまうわけですよ。
他のブランチの生徒に比べると明らかに漫画への関心が薄いと言うか。
なんで、はっきりお絵描き教室と割り切って教えてましたけどね(笑)

同じ黒人でも、ブロンクスの黒人とハーレムの黒人ではまた違ってましたしね。
ブロンクスでは主にヒスパニック系、カリビアン系、そしてアフリカ系の黒人、つまり新しい移民の黒人が多いようです。

NYも移り変わりが激しいところですが、それでもハーレムの黒人は、いわゆる古い世代の黒人が未だに多いような気がします。
一番他人種に対して閉鎖的なのも彼らだと聞きます。
そういうのも関係してるのかもしれませんね。


まあ、こういう違いが見えると、その人種の背景みたいなのも見えて来て、これはこれで面白いですよ。

ただ、黒人だけでなく、チャイニーズも、ヒスパニックも、彼らの共通点として・・・

我慢が足らん。

これに尽きると思いました。

下書きを終える前に「飽きた」と言ってペン入れ始めたり・・・
一つのことを完結させるという意識がないと言うか・・・
あと、下書きを終えたからと言って、ペン入れさせようとすると、

「汚くなりそうで怖いからやりたくない」とか

何枚も練習していって初めて上手くなるもんだから、やってみな、これで終わりじゃないんだから。
とか、上手く言いくるめてやらせたりするんですが、上手い生徒ほどやりたがらないんですわ、これが。
特にチャイニーズの生徒に多かったですな。この傾向。


初めから完全なものを求めて、出来なかったらもうやらない、見たいな。

アメとムチの使い分けが結構大変ですよ。
いや、むしろアメばっか与えてる気がしますわ。

いわゆる日本人の「努力」「根性」というのはこっちでは美徳にならないのかなあと何となく思ってみたり。

つくづく、アメリカ的だなあ、とか思ったりしたわけですよ。
これがヨーロッパだったらまたちょっと違うのかな。
MANGA事情04.24(Mon)09:54コメント(6)トラックバック(0)Top↑

#154 人種による違い

努力して駄目だったら、という不安もあるのではないでしょうか。
挫折や失敗は誰でも嫌ですから。ただ、「それが成功の喜びより大事なことなの?」と問いかけたいです。
2006.04.24(Mon)13:31|お茶妖精編集Top↑

#155 人種による違い

お茶妖精さん>
お久しぶりです^^
まあ挫折が怖いんだろうなあというのはわかるんですよね。
まずね「ほめること」から入らないとダメですね。
はじめからダメだしした日にゃアウチって、感じです。
そのあとフォロー入れようとしても、付け足しにしか感じないのかな。
日本人とはその辺逆なのかしら、とか思ったりしました。
2006.04.24(Mon)13:56|-編集Top↑

#156 人種による違い

日本だけ異常に漫画文化が発達したのも、そういった背景があるからなんでしょうか?
2006.04.24(Mon)17:21|roro編集Top↑

#157 人種による違い

roroさん>
日本の漫画がここまで発展した背景に、雑誌連載という形式があると仮定するならば、そうとも言えるかもしれません。
こっちでもコミック作家はいますが、少なくとも週刊連載は無理じゃないでしょうか。
変な言い方ですが、少なくとも、週刊連載は日本人のマゾ体質があってこそだと思いますねえ。
2006.04.25(Tue)01:01|-編集Top↑

#163 人種による違い

日本人としてもペン入れは怖い物ですね〜
下書きだと脳内変換でよく見える絵がペン入れ後には・・・(゚д゚; ウワァアアアァァ!!
なんて事も良くありますし(笑)

私は高校のアートでAP(Advanced Pointment)
のクラスをとっているのですがそこでも30人の生徒の内
半分以上がチャイニーズ系で白人やヒスパニック系が8人ほど、
黒人にいたってはたったの1人!!(その1人が抜群に上手いのだけれど
おまけに男子は私含めて4人というなんとも偏ったクラスになっております。
2006.05.02(Tue)07:20|-編集Top↑

#164 人種による違い

こんにちは、貴重な体験談ありがとうございます。

そうですね、もちろん人種による傾向はありますが、個人個人はまた違いますしね。
前のブロンクスのワークショップでも一番上手いのは黒人の女の子でしたしねw

ペン入れはやってナンボですので、諦めないで頑張ってくださいね。
数をこなせば実際上手くなるものです^^
2006.05.02(Tue)12:45|ながて編集Top↑