Welcome Back!
NY市立図書館と言えば、あのライオン像を思い浮かべる人が多いと思います。
映画(ゴーストバスターズ)や漫画(BANANA FISH)にも出てくるので有名ですが、本館以外に、ブロンクス、マンハッタン、スタテン島と、3つのボローまたがって、数多くの分室が点在しています。 その中でも比較的大きな分室が、今ワークショップを受け持っているDonnell Library Centerという所です。 セントラルパークや、五番街の近く、MoMA(NY近代美術館)の真向かいというロケーションで、数ある市立図書館の分室の中でも大きな規模に入ると思います。 実はここ、市立図書館の中でも比較的有名みたいなのです。 というのも、ここの名物があのテディベアの「プー」。 くまのプーさんのオリジナルがいるんですよ。 あたしも一回みせてもらいましたが、ディズニーのプーさんとは、ちょっと似ても似つかないかな(笑) まあ、それはさておき・・・ ここの図書館、実はあたしにとってなにげに思い入れのある場所だったりします。 というのも、例のマンガワークショップ、去年の一月、一番はじめに受け持ったクラスがここ、Donnell Library Centerなんです。* 初めての日は、いや〜〜、緊張で泣きそうになってました。
だって、日本でもそうかも知れないけど、10代の子供達って微妙な年頃だし、扱いも難しいですし。 大学の教育実習でも、中学3年生の生徒を受け持っていた人は、やっぱり手こずってたように思います。 一応教育学部出身なので、教員になってる元同級生もいたりしますから、その手の苦労話はたまに聞きますしね。 しかも、映画とかでもそうですが、「こっちのティーンズ達怖い」みたいな、そういう先入観もありました。 まぁ、当って砕けろと腹をくくりましたけど・・・ そうは言っても、初めて教室で生徒達を見たときは、あたしゃ大丈夫かな、と。 だって、こっちのティーンズ達って体もでかいし、迫力あるんだもんよ・・・・ と、思いきや・・・・ 生徒達の前で自己紹介して、自分の作品をみせると・・・ 「漫画家?すごい!!」と、いきなりフレンドリーーー なんかね、なんでもいいから、とにかく本が印刷されてたりすると、もうそれだけでも結構ステイタスあるみたいですよ。 あと、生原稿をもっていったんだけど、これが結構効果テキメン。 図書館員の人が言ってましたが、 「子供達にとって、プロの仕事を見るのはいい刺激になる。 彼らもプロフェッショナルはリスペクトする事を知っている」 と言ってました。 なるほどなあ、と。 以後、ワークショップに行くとき、必ず原稿を持参するようになりました。 やっぱり、絵でもそうですけど、画集よりも実物のもつ雰囲気ってのは違いますし。 そのかわり、もっていくときはいつも用心してますけどねw。 電車の中で忘れたら最後、絶対に出てきませんから。 話は戻って、アメリカ人の友達にワークショップの事を話した所、 こっちの子供は、歴史のクラスは大嫌いだし、一番嫌われるのは歴史や英語の先生だ、と。 そのかわり、美術や、他のアートの先生は逆に人気があるのだと言ってました。 まあそんなこんなで、あたしのたどたどしい英語でも集中して聞いてくれ、色々助けてもらったりして。 この経験で、言葉ももちろんだけど、絵を通してコミュニケーションはそれなりにとれるもんなんだなあと感じました。 それに、生徒のほとんどが漫画を通して日本に対する関心が高かったというのも大きかったでしょうね。 日本の漫画の偉大さを改めて認識した次第。 図書館にも結構、漫画の描き方とか、色んな漫画が置いてありますし。 その時は初日だったので、図書館員の人も何人かサポートしてくれ、無事終了。 以後は完全に放置状態でしたがw 二日目も何人かリピーターとして残ってくれましたし、新しい顔もいましたしね。 結果、週一、合計5週間のプログラムはなんとか好評のうちに終える事が出来ました。 最終日に、クラスが終わっても残ってくれた生徒も3人ほどいて、記念に一緒に紀伊国屋書店とブックオフに連れて行きましたが(笑) 最後にハグして別れました。 ・・・・あれから一年以上が経って、またこの図書館から依頼があったので、先日行って来ました。 おお、懐かしい、という感じw 何人か図書館員の人は変わってたみたいですが、懐かしい顔もいたりして。 で、子供達の部屋に行くと、そこには去年と違う顔ぶれがほとんどでしたが、何人か見た顔が・・・ タイワニーズとヒスパニックの女の子二人。 向こうがあたしを発見して、 お、久しぶり〜〜〜、Welcome back! そしてハグ。 去年の最終日に、一緒に本屋に連れてった生徒達でした(笑) いや−、嬉しかったですね、正直(笑) なんでも、あのあとマンガワークショップのリクエストを出してくれたとか。 結果、一年以上待ってまた舞い戻って来たわけですが。 彼女らは生徒達の中でもかなり漫画フリークと言うか、日本フリークの部類なので、簡単な日本語だったら読み書き出来るみたいです。 生徒の一人は、どうやら今年日本に旅行に行くのだとか。 アニメツアーとかに参加するんでしょうかね(笑) あと、日本のアニメの主題歌を意味が分からないけど口ずさんでたりする生徒もいるし。 ・・・つか、歌、上手いんですけど!! 訛りもほとんどなかったし。いや、逆にちょっと訛っててかわいいくらいですねw 生徒のほとんどは、英語とスペイン語のバイリンガルですので、日本語の発音も比較的容易にできるのかなとか。 スペイン語は日本人には、多分英語よりは発音は易しいでしょうね。 ま、それは置いておいて、 タイワニーズの女の子に 「最近なんか描いてるの?」 と、質問をした所、 「全然〜〜、そうそう、あなたを待ってたの、絵を描くのを助けてほしいの〜〜〜」 「・・・・・」 くぉら、前回と同じ事聞いてるぞ! 教えた事全く身になってねーじゃねえか!w で、ちょっと修正の手伝いとかしてやる。 まあ、そうは言っても前よりはやっぱり上手くなってましたよ。 子供ってのは吸収がいいからなあ。 まあ、しかし・・・多分、このワークショップでも、前回と同じ事やる事になりそうです。 まあ、図書館でのワークショップの限界でしょうね。 本格的に漫画の講座をやるんだったら、せめて3ヶ月は欲しい所ですな・・・ しかし、毎回毎回新しい顔ぶれがいたりするもんだから、なかなか授業の構成も難しいしね。 他のやり方を考える必要がありそうですわ。 どうでもいいけど、ここ最近ワークショップで写真取り忘れてる・・・ 忙しくて撮る暇がない。 もう一人自分が欲しい・・・ |
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